「GW明け、子どもが学校に行きたがらない…」 「うちの子は大丈夫だろうか」
新一年生のお子さんを持つご家庭にとって、5月は気の抜けない時期だと思います。インターネットを見ても、SNSを見ても、「小1の5月病」「行きしぶり」というキーワードが目に飛び込んできます。
実は我が家にも、息子が小1になって迎えたGW明けに1度だけ「行きたくないな」と漏らした朝がありました。でも、それきり。本人がすぐに気持ちを切り替えて登校し、その後は今日まで、深刻な行きしぶりはほぼゼロです。
運が良かっただけかもしれませんが、振り返ってみると、息子が0歳のときから続けてきた日常の習慣が、結果として「行きしぶりが起きにくい土壌」を作ってきたのではないか――。そう感じることがあります。
この記事では、フルタイム会社員パパである私が、6歳の息子と続けてきた**「父親としての3つの日常習慣」**をシェアしたいと思います。決して特別なことではありません。でも、毎日積み重ねてきたからこそ意味がある3つです。
「行きしぶりは予防できる」という視点
「学校に行きたくない」というSOSが出てから慌てて対応するのと、日常の中で予防的に整えていくのとでは、まったくアプローチが違います。
世の中の多くの記事は、行きしぶりが起きた後の対処法を書いています。もちろん大事な情報です。でも、私が父親として実感しているのは、「日常の積み重ね」こそが最強の予防策だということです。

行きしぶりが起きてから動くのではなく、起きにくい土壌を毎日育てる。
なぜ我が家で大きな行きしぶりが起きなかったのか。完全に解明はできませんが、振り返ると、私(父親)が無意識のうちに続けてきた習慣がいくつかありました。
このあと紹介する3つは、どれも今日から始められることばかりです。お子さんが新一年生でも、もう少し大きくても、年齢に関わらず効果があるのではと感じています。
習慣①:「読みたい」と言われたら読む。本は自分で選んでもらう
我が家で一番長く続いている習慣が、ほぼ毎日の読み聞かせです。
息子が0歳の頃から始めて、現在6歳。読み聞かせ歴は6年、累計で読んだ絵本は500冊を軽く超えます。最近は息子自身が読める本も増えてきましたが、それでも「読んで」と言われれば、私は基本的にいつでも読みます。
「いつでも読む」が信頼の土台になる
ここで意識しているのは、**「読みたいと言ったらいつでも応じる」**というスタンスです。
仕事から疲れて帰ってきた夜、洗い物がまだ残っている食後、――。タイミングはまちまちです。正直、面倒に感じる瞬間がないわけではありません。でも、子どもの「読んで」を断らないことが、一番の信頼の土台になっていると感じています。
「お父さんは、自分が読みたいときに読んでくれる人」――息子がこの感覚を体で覚えていることが、家を「安心できる場所」として機能させる力になっているのではないかと思うんです。

「読みたい」に応える時間が、子どもの中で「自分は大切にされている」という感覚を育てる。
本選びは100%息子の自由
そしてもう一つ大事にしているのが、**「読む本は息子に選んでもらう」**ということです。
書店や図書館に行くと、つい親としては「これ読んだら?」「こっちの方が勉強になるよ」と口を出したくなります。でも、私はあえてそれをしません。
息子が選ぶ本は、時に幼すぎる絵本だったり、難しすぎる図鑑だったり、同じ本ばかりだったりします。それでも口を出さない。なぜなら、「自分で選ぶ」という小さな自己決定の積み重ねが、子どもの自信を育てると信じているからです。
学校では、座る席も、教科書を開くページも、給食のメニューも、ほとんどすべてが決められています。家でくらい、「自分で決めていい」という感覚を取り戻せる場所であってほしい。そう願って、本選びだけは譲らないことにしています。
習慣②:ヤマハで「息子に教えてもらう側」になる
2つ目の習慣は、ヤマハ音楽教室での私の立ち位置です。
息子は2023年11月、3歳半の頃からヤマハ音楽教室に通っています。現在2年半。練習は決して得意ではない息子ですが、**「できるようになる喜び」**は確実に本人が感じていて、今でも続いています。
役割分担の妙
レッスンへの付き添いと、家での練習立ち会いは、すべて妻が担当しています。私はほぼノータッチ。最初はそれを「申し訳ないな」と思っていた時期もありました。
でも、ある日意図的に「教えてもらう役」に回ってみることにしたんです。
「お父さん、ピアノ全然弾けないから、教えてくれる?」
そう言って、息子に指の動きを教えてもらう。ドの位置を教えてもらう。リズムの取り方を教えてもらう。6歳の息子が、40代の父親に対して「先生役」になる時間を、意識的に作るようにしました。
「教える側」の経験が子どもを変える
これが、想像以上に良い効果を生んでいます。
教える側に立つとき、子どもは**「自分がこの分野では大人より優れている」**という感覚を持ちます。これは家庭でも学校でも、なかなか味わえない経験です。
「教える」体験は、子どもの中に「自分は誰かの役に立てる」という確信を育てる。
ピアノの後、息子は決まって少し誇らしげな顔をしています。学校で何か嫌なことがあっても、「自分にもできることがある」「お父さんに教えてあげられることがある」という記憶が、心の奥でブレないアンカーになっているように感じます。
もしお子さんが習い事をしているなら、**お父さんが「教わる側」**になる時間をぜひ作ってみてください。スポーツでも、絵でも、英語でも、なんでもOKです。
習慣③:週末の「特別じゃない時間」と、朝の「整える時間」
3つ目は、ちょっと地味に聞こえるかもしれません。でも、これが意外と効いていると感じています。
週末のショッピングという「日常の共有」
我が家の週末は、特別な予定がないときは家族でショッピングすることが多いです。近所のショッピングモールに行ったり、買い物のついでに本屋に寄ったり、ファストフードで一緒にお昼を食べたり。
これ、世間的には「映える」イベントではありません。「家族で〇〇体験!」みたいな記事のネタにもなりにくい、本当にただの日常です。
でも、私はこの「特別じゃない時間」にこそ価値があると思っています。
特別な体験は記憶になるけど、特別じゃない時間は安心感の土台になる。
非日常の旅行やイベントだけで親子の絆が育つわけではありません。「ふつうの週末に、家族でなんとなく一緒にいる」という時間こそが、子どもにとっての揺るがない日常感を作っているように思います。
学校で何が起きても、「土曜日になればまたあのモールに行ける」「日曜日にはお父さんとファストフードでご飯を食べられる」――そういう日常のリズムが、行きしぶりが起きにくい心の安定につながっていると感じます。
朝、父親が「整っている」ということ
そしてもう一つ。これは家族のためというより、自分自身のために続けている習慣ですが、結果として家族全体に良い影響があると感じているのが、早起きして自分の時間を確保することです。
私は息子や妻が起きる前に起きて、コーヒーを飲んだり、本を読んだり、自分の頭を整理する時間を取っています。
これがなぜ大事かというと、朝の機嫌は、家庭の朝の空気を決めるからです。バタバタしながら「早くしろ」「忘れ物ないか」と急かす朝と、自分の時間を済ませて余裕を持って家族を迎える朝とでは、子どもが受け取るメッセージがまったく違います。

朝、父親が機嫌よくいられること。それだけで、子どもの一日の出発点が変わる。
息子が「行ってきます」と元気に出ていけるかどうかは、その日の朝の空気に左右されます。だから私は、自分が整っているために早起きします。これは3ヶ月前くらいから始めたことですが、今では完全に習慣になりました。
今日から始められる3つのアクション
ここまでの内容を、今日から実践できる行動に落とし込みます。
アクション1:今夜、お子さんに「読みたい本ある?」と聞いてみる
選書もページ数も、すべて子どもに任せる。1冊でも、5分でもOK。**「読みたいときに読んでくれる人」**として、まずは1日始めてみてください。
アクション2:習い事や得意分野で、お子さんに「教えて」と頼んでみる
ピアノでも、ゲームでも、お絵かきでも構いません。子どもが先生役、父親が生徒役を体験できる時間を、今週末にでも作ってみてください。
アクション3:明日の朝、いつもより15分早く起きてみる
その15分で、コーヒーを飲んでもいい、本を読んでもいい、ぼんやりしてもいい。自分が整った状態で家族を迎えることの威力を、ぜひ体感してください。
まとめ:派手じゃないけど、確実に効く日常の積み重ね
小1の5月病・行きしぶりは、誰の家庭にも起こりうることです。だからこそ、起きてから慌てるのではなく、日常の中で予防的に整えていく視点が大切だと感じています。
我が家で続けてきた3つの習慣――「読み聞かせ」「ヤマハで教わる側になる」「日常を共有する」――は、どれも派手ではありません。でも、6年間続けてきた今、これらが息子の安定感を支える土台になっていることを実感しています。
そして何より、父親にしかできないアプローチがあると、私は信じています。母親と父親では、子育てへの関わり方の濃度や角度が違う。だからこそ、父親には父親にしかできない関わり方がある。
もし今、お子さんの新生活に不安を感じているお父さんがいたら、ぜひ参考にしてみてください。特別なことは何もしなくていい。日常を丁寧に積み重ねていきましょう。
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