6歳男の子におすすめ絵本5選|父と息子が選んだ本

子育て

「もう絵本は卒業?」と感じはじめた、あなたへ

「うちの子、もう6歳。そろそろ絵本は卒業かな」 「でも、児童書はまだ早い気がする」 「何を選んであげたらいいのか、正直、迷っている」

 

そんなふうに本屋さんの絵本コーナーでスマホ片手に検索している、あなたへ。 我が家にも、ちょうど同じ年頃の息子がいます。

 

6歳という年齢は、絵本と児童書のちょうど狭間。実は、親が一番選書に迷う時期です。

 

私自身、息子が5歳の頃までは「年齢別おすすめ絵本」みたいな記事を頼りに買えばよかったのですが、6歳になった今、その「正解」が曖昧になっています。

 

この記事では、現在6歳の息子の父親である私が、最近実際に我が家の本棚に並んだ5冊を、選んだ理由と一緒に紹介します。そのうち2冊は、息子が自分で選んで買った本です。 これが、なかなか面白い本です。

 

6歳は「絵本卒業期」じゃない、「自分で本を選びはじめる時期」

世間ではよく「6歳=小学校入学=児童書デビュー」と語られます。 でも、それは少し違うと、私は子育てを通して感じています。

 

6歳は、絵本を卒業する時期ではなく、「読む本を自分で選びはじめる時期」だと思います。

 

ここを勘違いすると、親が「もう絵本は早いからこの本を読みなさい」と先回りしてしまい、子どもの読書熱に冷や水をかけることになります。

 

我が家でも一度、私が良かれと思って買った児童書を、息子が一度も開かないまま本棚で眠ったことがありました。あのときは、少しショックでした。

 

なぜ6歳の選書はこんなに難しいのか|3つの原因

原因① 「読み聞かせ」から「ひとり読み」への移行期だから

6歳は、ひらがな・カタカナはだいたい読めるけれど、漢字はまだ。文字を追うのに体力を使うので、長い物語はまだしんどい。 でも短すぎる絵本だと物足りなさを本人や親も感じる。 この 「ちょうどいい難易度」のレンジが、本選びの悩ましい時期 だと感じています。

原因② 親の「読ませたい本」と子の「読みたい本」がズレはじめるから

5歳までは、親がおすすめした本に、子もそこそこ素直に乗ってくれました。 ところが6歳ともなると、自我が育ってきます。 「これじゃなくて、こっちがいい」とハッキリ言うようになる。 この主張を尊重するか、親の選書を押し通すかで、読書習慣の継続出来るかが決まるかもしれません。

私自身、ここで何度も葛藤しました。 「俺が選んだ本のほうが絶対いい本なのに……」や「こんな本買うの?」と思いつつ、息子が選んだ本を渋々レジに持っていったこと、何度もあります。

原因③ 小学校入学という「人生最大の環境変化」があるから

幼稚園・保育園と小学校では、本当に世界が変わります。 通学・授業・友達関係・自分でやることの量。 親としては「子供のためになる本」を読ませたくなる。 でも子どもにとっては、まずは「読書が好き」という気持ちを途切れさせないこと のほうが、長い目で見て圧倒的に大切です。

 

父親が選んだ本 × 息子が選んだ本|6歳男の子におすすめ絵本5選

ここからは、およそ数年前から最近まで、我が家の本棚に並んだ5冊を紹介します。 父親の私が選んだ3冊と、息子が自分で選んだ2冊 の合わせ技です。

① いちねんせいえほん(日本図書センター)|父・選

いちねんせいえほんの表紙

著者は花まる学習会の高濱正伸先生。 「えんぴつはただしくもつ」「つうがくろをおぼえる」など、小学校入学前後に身につけたい 42の習慣を“いちねんせいルール”として 楽しく紹介してくれる絵本です。

 

私がこの本を息子に選んだ理由は、「親が何度言っても響かないことが、本だと一発で入る」 からです。 たとえば「学校から帰ったら手を洗おう」みたいな話、親が言うとガミガミ感が出るんですが、絵本のキャラクターが言うと「わかった」になってきます。

 

入学前も入学後も読んでほしい、お守りのような一冊です。

📚 いちねんせいえほん|日本図書センター

著:高濱正伸/絵:林ユミ

② かいけつゾロリ ニセゾロリあらわる!!(ポプラ社)|息子・選

かいけつゾロリ ニセゾロリあらわる!!の表紙

シリーズ76巻。息子が本屋さんで自分で見つけて、「これにする!」と即決した一冊です。 あらすじは、街にニセのゾロリが現れて、本物のゾロリ・イシシ・ノシシが大騒動……というシリーズおなじみのドタバタ劇。

 

ゾロリは累計3,500万部超えの大ベストセラー。文字数も多めで、6歳の自力読みにはちょっとハードルが高い。 だから、これは「ひとりで読める日」が来るまでの、いい目標になります。

 

ちなみに、絵の中に「探し絵」が仕込まれているので、字が読めなくても延々と楽しめるのがゾロリのすごいところ。 私が選んだら、たぶんこの巻は買わなかったでしょう(どうせ買うなら1巻から・・・)。 息子のセンスに完敗です。

📚 かいけつゾロリ ニセゾロリあらわる!!|ポプラ社

作・絵:原ゆたか/原京子

③ おしりたんてい やみよにきえるきょじん(ポプラ社)|息子・選

おしりたんてい やみよにきえるきょじんの表紙

これも息子が自分で選んだ一冊。 町に現れた 5メートルもある巨人 が宝石を盗む事件を、おしりたんていが推理で追い詰めていく物語です。

 

「またおしりたんてい?」と思った親御さん、私も最初そう思いました。でも、おしりたんていの推理パートは、6歳児の論理的思考の入り口として、めちゃくちゃ優秀 だと思います。

 

「なぜ巨人は煙のように消えたのか?」を子どもなりに考えながら読む。 これは読書というより、もう 頭の体操 です。 息子の選書、見直しました。

📚 おしりたんてい やみよにきえるきょじん|ポプラ社

作・絵:トロル

④ ロボットのくにSOS(福音館書店)|父・選

ロボットのくにSOSの表紙

たむらしげるさんの傑作絵本。地下600メートルにあるロボットの国の発電機が壊れて……というSF冒険譚です。

 

なぜこれを選んだか。 「コマ割りで描かれた絵本」だから です。 6歳って、ちょうど漫画への興味が出てくる時期。でもいきなり漫画を渡すのは早いかな……というときに、コマ割り絵本がパーフェクトな橋渡しになります。

 

しかも福音館の絵本だから、絵の質感も物語の骨格も超一流。 親も読んでいて気持ちがいい一冊。 これは大事なポイントです。ページ数も多く読み聞かせには大変ですが、ロボットの優しさを感じることができるとても良い本です。

📚 ロボットのくにSOS|福音館書店

作:たむらしげる

⑤ 1日10分でせかいちずをおぼえる絵本(講談社)|父・選

1日10分でせかいちずをおぼえる絵本の表紙

著者はあきやまかぜさぶろう先生。 ドイツの形はライオン、中国は獅子舞、ロシアはクジラ……というように、国の形を動物に見立てて覚えるユニークな世界地図絵本 です。

 

オールカラー64ページ、世界55か国を1日10分で楽しく覚えられる構成です。

 

寝る前の10分、息子と一緒に「これはどの国かな?」とクイズ形式で読んでいます。 「教育のための本」と気負わず、親子の遊びとして読めるのがミソです。

📚 1日10分でせかいちずをおぼえる絵本|講談社

作:あきやまかぜさぶろう

 

今日からできる、6歳の選書アクション3つ

① 今週末、本屋さんに連れていく

スマホで「6歳 おすすめ」と検索するのも有用ですが、いちばん効くのは、本屋さんに連れていって本人に選ばせること です。 ゾロリやおしりたんていを息子が自分で選んだのも、本屋さんに連れていったからこそです。自分で選んだ本だからこそ、愛着がわき、読もうとする動機づけとなります。

② 子ども専用の本棚を、よくいる場所に「複数」作る

「親が選ぶ本:子が選ぶ本=半々」みたいな比率ルールも、よく聞きますよね。我が家でもやろうとしたことはあるのですが、正直、続きませんでした。

 

そのかわり、我が家でうまくいっているのは「子ども専用の本棚を、子どもがよくいる場所に複数つくる」というやり方です。

 

具体的には、リビングと息子の部屋の2箇所に、子ども用の本棚を設置しています。 リビングの本棚は、家族で過ごす時間に「ちょっと読みたい」を満たすための棚。 自室の本棚は、息子がひとりでくつろぐ時間に手が伸びる棚。

 

たったこれだけのことで、息子が本に触れる回数が明らかに増えました。

 

子どもにとって、本との距離は「物理的な距離」とほぼイコールなんです。

 

リビングのソファに本があれば、ソファに座ったときに開く。寝る前に枕元に本があれば、寝る前に開く。逆に、親の部屋の高い棚にしまわれた本は、なかった本と同じ扱いになります。

 

選書比率を気にするより、まずは 「本がある場所」を子どもの動線に合わせて増やしてあげる ことから始めてみてください。本棚そのものは、カラーボックスでも十分です。

③ 「読み聞かせ」を、まだ卒業しない

6歳でひとり読みがそろそろ始まっても、寝る前の読み聞かせはまだ続けてあげてください。 親が読んでくれる本は、子にとって特別なまま記憶に残ります。 これだけは、自信を持って言えます。

 

まとめ|6歳の本棚は、親子の「合作」でつくろう

6歳の絵本選びに正解はありません。 でも、親が選ぶ本と、子が選ぶ本を本棚に並べていくことが、いちばん豊かな読書体験を育てる と、私は息子と過ごす日々で実感しています。

 

今日紹介した5冊が、あなたとお子さんの本棚づくりのヒントになれば嬉しいです。

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