〜読書の初まりの本〜「道をてらす光」日野原重明著 春秋社

こんにちは、けんさんです。

アラフォー会社員お父さん。1歳9ヶ月の息子との日々と、絵本読み聞かせの感想、読んだ本の感想をつづっています。

働くお父さんと息子との日常をお楽しみください。

ちなみに今日のBGMはファイナルファンタジーXV Original Soundtrackです。

「道をてらす光」日野原重明著 春秋社

2000年1月初版。内科医の日野原重明氏(1911〜2017)が、医者としての人生の中で出会った多くの著作から学んだ言葉を5つのテーマに分けて紹介しています。

生きること、仕事をすること・他者への愛、環境と人間・病み、老いる人間として・死をめぐる思索・医療と人間愛 ー目次より引用ー

人生では多くの悩み、苦しみがあります。そんな時、この本で紹介されている過去の偉人、作家、科学者などの言葉に救われてきました。

医師と言うこともあり、本全体を通して、医療従事者の方に向けて書かれていることが、前書きからもうかがえます。

ただ、内容としては名言集に近いジャンルなので、ビジネスマンやご家族がいらっしゃる家庭などにも気づきを与えてくれる良書だと思います。

特に私の記憶に残っている一節は、最初のページに紹介されている、ユダヤ系オーストリア人の精神医学者ヴィクトール・E・フランクル(1905〜97)の次の言葉です。

しあわせは、けっして目標ではないし、

目標であってもならないし、

さらに目標であることもできません。

それは結果に過ぎないのです。

ー『それでも人生にイエスと言う』山田邦夫・松田美佳共訳(春秋社)ー

人は時に幸福を求めて、日々努力し、成功し、時に失敗をします。

しかし、幸福というものはそもそも生きてここに存在していることそのものであり、それ自体は結果に過ぎません。

たとえどんなに苦しかろうが、生きているだけで人は幸せであると気づかせてくれるこの言葉は、仕事やプライベートで辛いことが会ったときの自分の支えになってくれています。生きているだけで丸儲けです。

この本に出会ったのはおよそ20年前の高校生の時。母親の勧めで日野原氏のことを知り、著作を読んでみたいと思い購入した本です。自分のお金で買った初めての本(漫画以外)です。

代表作の「豊かに老いを生きる (春秋社)」を購入しようと書店に行ったのですが、在庫切れだったので、別の著作をと探して得た、と言うのがこの本に出会った経緯です。

以来、この本はおよそ20年間、私の本棚に常に並んでいます。今でもたまにパラパラめくって新たな気づきを与えてくれる私にとっての「座右の書」です。

今は中古で販売されているのみで電子書籍化もされていないようです。気になる方はAmazonなどのサイトへアクセスしてみてください。

最近のおけけ

最後に、最近の息子(おけけ)の写真です。

道路の脇に座って「ぶっぶっー(車)」を待っています。車が通ると、「あっぶっぶっーやー」と教えてくれます。

 

また明日、

 

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