3月13日 増送営業と着荷渉外

こんにちは、けんさんです。

物流会社で働くお父さんです。

自分が過ごしてきた会社人生を振り返ることで何かわかることがあるのではないか?

多分転職活動にも役に立つのではという淡い考えから、過去17年1つの会社で過ごしてきた人生を振り返っていこうと思います。

前回は、セールスドライバーになるまでをお伝えしましたが、今回は「増送営業」と「着荷渉外」についての私の経験をお伝えします。

セールスドライバーとはその名の通り”セールス”も行います。配送のみを行う”ルート”ドライバーとは違う職種という位置付けです。

セールスする商品は自社の配送サービス。顧客が持っている荷物を自社サービスで出してもらうための営業を行います。

方法は大きく2つ。「増送営業」と「着荷渉外」です。

セールスドライバーは特定のエリア(町名ごとや丁目単位、ビル単位のものまで様々)を受け持ちます。そのエリアの中で、自ら配達を行い、配送サービスを提供しながら、顧客へ営業を行います。

「増送営業」とは、すでに先輩が築き上げた顧客(既存顧客)や新規顧客に声をかけ、荷物がないかを日々営業していきます。毎日同じエリアを回る強みを生かし、足繁く通い、顧客から荷物を”引っ張って”きます。

「着荷渉外」とは、配達(到着した荷物の配達)の際、取引がない顧客へ配送サービスの利用を促す営業方法です。ほぼ断られることが多いですが、毎日配達を行なっていると、タイミングよく荷物の配送を依頼されたりします。

いずれも、特定のエリアに張り付いていることによるメリットを最大限活かしながら、営業を行なっていきます。営業のモチベーションは、歩合です。給与体系の大きな部分を歩合が占めています。基本的に扱い個数(配達と集荷の個数)で判断されますが、集荷については、自分で荷物を増やした分だけ歩合がつきます。

営業に関する説明が長くなってしまいましたが、私の営業といえば、先輩と比べ燦々たるものでした。もともと人と話すのが苦手ということもあり、ガツガツ顧客へ営業をかけることができず、いつも配達と集荷を繰り返す日々でした。時折たまたま声をかけた顧客から荷物を出していただくことはありましたが、自ら顧客へアピールし増送に繋げれたことは稀でした。

やっていたことといえば、顧客の”御用聞き”です。伝票や資材が欲しい、サービスについて知りたいなどの要望になるべく早く答えるようにし、信頼を得るよう努めていました。

顧客の御用聞きは多岐にわたります。本来であれば顧客がするべき内容の業務までこちらで請け負うことで荷物の獲得に繋げたこともあります。

令和の今では考えられないようなブラックなことも数多く経験してきました。

次回はセールスドライバー業務の大変さについてお伝えしていきます。

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